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【2015.9/21-23】第2回 ネルケ無方老師による初心者向け坐禅体験リトリート

シルバーウィークの3日間、9月21〜23日に「第2回 ネルケ無方老師による初心者向け坐禅体験リトリート」が兵庫県美方郡にある安泰寺で開催されました。本来、安泰寺では3年以上の長期滞在者のみを受け入れているお寺ですが、True Nature Retreatでだけ、特別に本当の坐禅体験ができる二泊三日、第2回目の開催となりました。

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鳥取空港から大型タクシーで約一時間、車で移動します。最後、5kmの細い一本の山道をゆっくりと進んでいくと安泰寺に到着、ネルケ無方老師が出迎えてくれました。早速、ネルケ無方老師より禅寺での作法や過ごし方のレクチャー、坐禅をする際の基本作法と、坐り方の講義を受け、さらには食事作法もレクチャーも。

禅においては、食事や掃除なども大事な修行の一つ、食事のいただき方にも様々な決まり事があります。日頃から修行している修行僧の方や各国からの雲水さんと一緒に食事をとるため、きちんとした食事作法も学びました。

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早速、寺での修行の開始。夕方の食事前には入浴、17時から夕食開始です。
安泰寺では基本、自給自足の暮らし、収穫したての新鮮なものが提供されました。参加者の中には、その場の雰囲気に慣れること、食事作法ばかりに気をとられ、初日は味を楽しむ余裕はなかった方も。普段、スーパーなどで買って食べることが当たり前になっている中で、自然からいただいている感覚をしっかり肌で感じることができた、との声も参加者からいただきました。

そして18時よりいよいよ坐禅の時間。
1時間座り、10分経行(きんひん・ウォーキングメディテーション)、そして50分座る、計2時間の練習にて初日は終了。
日が暮れる寸前から始まった坐禅、本堂は薄暗く大変落ち着いた雰囲気です。鹿の鳴き声や虫の声が響き、しっかりと自然を感じながらの坐禅を体験することができました。

PM 9時就寝

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2日目

AM 3時45分 起床
本堂は日の出までの時間は真っ暗。4時に開始の鐘がなり、2日目の坐禅開始です。
昨夜と同じく、1時間座り、10分経行(きんひん・ウォーキングメディテーション)、そして50分座る、計2時間の練習。坐禅の最中に日の出を迎え、徐々に本堂が明るくなり朝の光に包まれていきます。虫の鳴き声や鳥のさえずりを感じながら、身体の痛みすらもいただくと、おっしゃったネルケ無方老師の言葉が心に染み渡りました。

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AM 6時 朝食
きちんと並んで、作法通りにお寺の皆さんと黙々と食事。20分で食事を終え、後片付け。そのまま清掃の時間です。
修行中の雲水さんたちと共に、参加者も本堂や広間、食堂などの清掃のお手伝いを行います。雑巾掛けは学生時代以来という参加者も。

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AM 7時半 作務ミーティング
安泰寺にいる全員が参加する作務ミーティング。その日の作業予定、割当などを行います。

ミーティング後は、ネルケ無法老師による安泰寺ツアーへ。各施設を回りながら安泰寺の歴史を説明してもらい、本堂や図書室、畑や田んぼ、養鶏場なでどを散策しました。自然の中、庭のベンチにて、前日の坐禅について、仏教についてのネルケ無法老師に質疑応答の時間も。どこにいても自然を感じることができて、不思議と心が落ち着くのを感じます。

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作務体験では、さつまいも堀りチームと、小豆の収穫チームに分かれて作業していきます。日頃は行わない農作業に四苦八苦しつつも、汗を流し、楽しく働くことができました。土をいじることは自然に触れること、日頃のストレスから解放されていることに気づき、自給自足をすることにより、シンプルに丁寧に生きることを学んだような気がします。

PM 6時 キャンプファイヤー&ディナー
リトリート参加者の為に安泰寺の方々が特別にキャンプファイヤーと屋外ディナーを開催してくれました。典座のみなさんと世界各国からの雲水さんたちによるバラエティに富んだ食事。イタリア人修行僧さんのパスタ、ドイツ人雲水さんのブスケッタ、ビールにワイン。雲水さんたちによるギターとパーカッションによるミニライブもあったり、楽しい時間を過ごしました。
キャンプファイヤーを囲いながら、禅の話だけでなく、世界各国からあつまった修行僧の方々のそれぞれの故郷の話などをしながら、楽しい安泰寺の夜を満喫しました。

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3日目

AM 4時45分 起床

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5時から坐禅、3日目の坐禅は60分。安泰寺の生活にも少し慣れ始めたところで、集中して坐禅に臨むことができました。
食事や掃除を終え、最後はネルケ無法老師によるスライドを交えてた特別講義が行われました。老師がなぜ禅の道へはいったのか。幼少期から安泰寺へたどり着くまで、安泰寺での修行生活のお話など。

参加者が感じたこと、考えたこと、坐禅への取り組み方法、さらに日常生活での心のあり方など、多岐にわたり参加者全員で論議しあいました。

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ネルケ無法老師がおっしゃった言葉で「主体を持ちつつ自己を消す」という言葉が印象的でした。自分はしっかり持ちつつ、エゴをなくして暮らすこと。共同生活において、とても大切なことです。修行僧に混じり禅修行を体験する、ただそれだけかもしれない。何も得ない、何かを得る、ということは人によって様々かもしれないが、ここで経験して得た感覚や行い事、日常に戻っても大切にしていきたいと強く感じました。

次回のリトリートはあなたが体験する番かもしれません。次回の開催をお楽しみに。

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ネルケ無方

安泰寺の九代目の堂頭(住職)。
1968年のドイツ生まれ。16才の時、高校のサークルで坐禅と出合い、将来禅僧になることを夢見で日本に。ドイツの大学で哲学と日本学を専攻し、在学中に一年間日本で留学。その際に安泰寺に上山し、半年間の修行体験を得る。帰国後に大学を修士課程で卒業し、再び安泰寺に入門。八代目の住職、宮浦信雄老師の弟子となる。雲水として安泰寺で修行後、京都の東福寺と小浜の発心寺と言った専門僧堂にもそれぞれ一年間掛搭し安泰寺でさらに4年間過ごした後師匠の法を継ぐ。33才のとき、独立した禅道場を開くため、下山して大阪城公園で「流転会」と称してホームレス雲水生活を開始する。その6ヶ月後、2002年の2月に師匠の訃報を聞き、テントをたたみ安泰寺へ。現在は雲水と年間100人を超える国の内外の参禅者の指導。大阪で知り合った妻と結婚をし、3人の子供の父親でもある。