最近は本当によく「瞑想」や「メディテーション」という言葉を見聞きするようになりました。私がメディテーションのプログラムは始めた6年前には…

あけましておめでとうございます。

 とうとう2020。オリンピックイヤーが来ましたね。

 

 オリンピックに因んでというわけではないですが、True Nature Meditationではアスリートに特化したメディテーションのプログラムも昨年末から開始致しました。動的なイメージのあるスポーツと、静的なイメージがある瞑想とどうつながるの?といった疑問を持つ方も多いと思います。今日はスポーツとメディテーションについてご紹介しようと思います。

 私がメディテーションのトレーニングをしていたアメリカではプロ、アマを問わず、すでに多くのアスリートたちが瞑想をトレーニングに加えています。マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントなどNBAのプレーヤーたちがメディテーションをすることは以前から有名でしたし、アメリカンフットボールのシアトル・シーホークスがマインドフルネスを導入したことでスーパーボールで勝てたという話もスポーツ界でメディテーションがとり入れられる大きな契機になりました。近年では限られたスポーツというより、野球、バスケ、ゴルフ、スキー、スノーボード、サーフィン、クライミングなどなど枚挙にいとまがないくらいアスリートはメディテーションを実践しています。

ではなぜ、アスリートたちはメディテーションをするのでしょうか?

それはマインド(心)と身体をシンクロさせるためです。

アスリートたちは、大切な試合で身体的なパフォーマンスを最大限に発揮するべく日々トレーニングを続けています。様々な状況において瞬時に筋肉を動かさなければなりません。そのためには、筋肉が鍛えられているだけではなくて、意識(心)と身体がしっかりとコーディネートされ、シンクロナイズ(協調)している必要があります。なにかのアクションを行う際に、『昨日の試合で失敗した。。』や『どうもこのコースは相性が悪い。。。』などと想いを巡らせていたら、身体の反応が遅れてしまいますね。たとえ、それが0.01秒の遅れであっても、試合では致命傷となります。

 いつもこのブログで書いているように、マインドフルネス・メディテーションの定義のベースになることは、「自分の動作や所作に心を行き渡らせること」です。もっと簡単に言い換えるとするならば、『動作にしっかりと注意が向いていること』です。身体と意識がシンクロして状態を身体に『馴染ませる』トレーニングとも言えます。マインフルネス・メディテーションやアウェアネス・メディテーションといった意識をしっかり覚醒させ、身体と意識(心)の両方をしっかりと連動させることがアスリートのパフォーマンス向上に極めて有効になるのです。

 近年のスポーツ科学の進歩によって、アスリートたちのは身体を効果的に鍛えるようになり、身体レベルを一定のレベルまでは容易に上げることができるようになりました、さらに脳科学の進歩によって、試合中や練習中の脳の効率的な使い方を学べるようになりました。しかしながら脳がハイパフォーマンスになり、身体がハイパフォーマンスになったとしても、それを巧くコーディテーションできなければ、せっかくの高性能も台無しです。メディテーションはアスリートが日々行うトレーニングを統合させるために最も効果的な手法のひとつなのです。

 

ー練習試合では調子がいいけど、公式戦になるといま一歩パフォーマンスを出しきれない。

ー練習での集中が足りず、目的意識を持ってしっかりとトレーニングできない。

ー試合や練習で怪我をしやすい。

ーイップスで悩んでいる。

ー試合に負けたあと、あれこれと要因を気にして気持ちが落ち込む。

こういった悩みがある方は、ぜひメディテーションのトレーニングを併用してみてください。

 私自身ウインタースポーツの世界で長年仕事をしている関係もあり、スキーやスノーボードに限らず、さまざまなタイプのアスリートにメディテーションを指導する機会が多いのですが、私の経験上、アスリートはメディテーションの上達がとても早いと感じています。アスリート達は、メディテーションを行う上での大事なひとつの要素である『身体』についての意識が日々のトレーニングによって磨かれている為だと思います。あとは心の扱いとそのコーディネーションができれば良いだけです。

アスリート達はぜひこのアドバンテージを活用してみて頂ければと思います。

身体感覚を磨くこと、さらに継続的なトレーニングが必要であるという点でも、メディテーションはスポーツといってもいいかもしれません。

ぜひチャレンジしてみてください!

 

河津祐貴
True Nature Meditation
Founder / Program Director