近頃は愛犬ルンタと一緒に出勤することも増え、スタジオまで車で行くこともしばしば。時間帯もまちまちということもあり、よくカーナビのお世話になります。…

近頃は愛犬ルンタと一緒に出勤することも増え、スタジオまで車で行くこともしばしば。時間帯もまちまちということもあり、よくカーナビのお世話になります。毎回最速ルートを選んでナビしてくれますが、違うルートを辿ることも多く、こんなにいろいと我が家とオフィスの経路があるのかと驚くばかりです。

メディテーションも同じように多くのルート(道)があります。チベット仏教、禅、ヴィパッサナ、祈り、TM瞑想、ベーダ、ヨガ、チャンティング、MBSRなどなど、我が家とオフィスとの経路の数どころではない程多くの心へのアプローチ方法があります。もちろんマインドフルネス・メディテーションもそのうちの一つです。

 どのアプローチでメディテーションを学ぶかは、好みや、タイミングなど人それぞれ。どの道が正しいとか、効率が良いとかということはありません。アプローチや表現方法こそ違えども最終的な到達点はみな同じ。大切なことは、一度学び始めたらきちんとその教えの本質を理解するまで、その道を進むことです。途中の脇道に逸れたり、インターチェンジで他の道路へ乗り換えてはいけません。ただ一本道を進めばいいのです。

  メディテーションの勉強はよく”井戸掘り”に例えられます。あるメソッドや教えをちょっと学んでは、すぐ次のものへ移動し、そしてまた次へ。。。メディテーションのトレーニングや勉強に費やす時間は他のどんな人よりも多いのに、いつまで経っても本当に学ぶべき本質の部分を知ることができない。そんな人もいます。

  井戸掘りにたとえると、ちょっと地面を掘っては、水が出ないといって、すぐ次の場所を掘る、そしてまた次の場所へ、、、気がつけば100ほどの穴を掘っているのに一向に水を得ることができない。ということと同じ。

  水源にたどり着くには、ただひたすら一箇所を掘ればいいのです。必要な深さに達すれば水は自ずと手に入ります。この方法は一見迂遠な方法に見えながら、結果として100の浅い井戸を掘るよりよっぽど速かったりします。メディテーショントレーニングにおいてはこのようにある程度の辛抱も必要です。

  また、この一本道を進むにあたって、もう一つ忘れてはいけないことがあります。

それは『自分で考える』こと。

  つねに自分のトレーニングで得た感覚や学んだことを自分自身で検証し続ける。盲目的になにか信じて突き進むことは、単に自分の現実を放棄する 逃避行動につながる危険性を孕みます。

  辛抱はしつつ、常に自分自身で”考える”。

  メディテーショントレーニングにおいて大切なことです。

河津祐貴
True Nature Meditation
Founder / Program Director