最近巷でよく耳にする『マインドフルネス』。すっかり流行のようになっていますが、そもそもマインドフルネスはいつ日本に伝わってきたのでしょうか?…

最近巷でよく耳にする『マインドフルネス』。すっかり流行のようになっていますが、そもそもマインドフルネスはいつ日本に伝わってきたのでしょうか?

10年前?5年前?2年前、去年?などなどありますが。。。。

私の先生であるデイビッド曰く、1500年前です。

日本の歴史でいうところの飛鳥時代にはマインドフルネスのコンセプトは日本に存在しています。正確にいうと552年にはじめて日本に仏教が伝来してからです。

仏陀が最初に説いたと言われる四諦という教えがあります。

簡単に言えば、『人生は“苦”である。しかしそれを乗り越える方法もある』といった教えです。

その苦を乗り越える方法として『八正道』という8つの正しい生き方が紹介されるのですが、その内に『正念』と言葉があります。この正念が英語で言う所の“Right Mindfulness”といわれて、マインドフルネスのオリジナル?なコンセプトです。

ですので、我々ブッディズム メディテーター的な見地からいうと、マインドフルネスは仏教が始まった約2500年前から存在しているアイデアで、日々の生活中で実践され続けてきているものでもあります。まったくもって新しいアイデアではありません。残念ながら。。。。

なにやら壮大な話になってきましたが、要するにマインドフルネスとは、今この瞬間に心をゆき渡らせることで、日々の生活のさまざまな所作に意識を置くことができれば、自分の散漫な思考が繰り広げるさまざまな“幻想”に惑わされることなく、落ち着いた日々がおくれるようになりまよ!という事です。

日本で暮らしている我々の生活には、いたるところにマインドフルネスは存在します。たとえばお辞儀や会釈、相手をキチンと意識して心を込めてお辞儀をする。茶道や華道、さらには能といったような日本古来よりつづく伝統芸術。あらゆる所作に意識を置き続け、さらに自分が“今”ある空間を捉える、これもマインドフルネスです。

このように仏教伝来以来、マインドフルネスは1000年以上に渡って日本の文化に浸透し醸成されてきました。我々は生まれた時からマインドフルネスに囲まれているのです。しかし、忙しい現代生活に追われている我々はなかなかその事を忘れがちです。または身近にありすぎて気づくことが難しいのかもしれません。空気の存在を意識できなように。。

我々日本人にとってマインドフルネスを学ぶことは、新たに身につけるというものではなく、単に鈍った感覚を取り戻すだけのものなのです。

マインドフルネスな生活とは本来の日本人の生活そのものだったのかもしれませんね。

河津祐貴
True Nature Meditation
Founder / Program Directo