マインドフルネス•メディテーションと一口に言っても実に様々なやり方があります。目をつぶる、目を開ける、歩行と組み合わせてるもの、レーズンを食べるなど…

マインドフルネス•メディテーションと一口に言っても実に様々なやり方があります。目をつぶる、目を開ける、歩行と組み合わせてるもの、レーズンを食べるなど何かを食べる中で感じ取る方法など。いろいろあります。

これはMBSR(マインドフルネス ストレス低減法)をはじめとするもの、私が学んでいるブッディズム•メディテーションと言われるものと、最近の潮流として大きく二つに分けられますが、そこからさらに細分化すると、MBSRベースのものでも、MBSR、MBCT、MBーEAT、MBAT、MBPRなどなど多岐にわたりますし、ブッディズムメディテーションでも、禅、テラワーダ、そしてチベット仏教などこちらも細かく分かれていきます。

要は、それぞれの流派や学派の理論基盤の据え方によってマインドフルネスの定義や目的が異なるっています。そのため、どの方法が正しいとか、間違ってるといった議論は必要ありません。

大切なことは、そのメソッドなりプログラムがなにを目的としているか?です。

我々True Nature Meditationにおいてメディテーションを学んでいくの目的は、「自分がどうあるか?を学ぶもの」です。私の師匠のデイビッドは『自分と友達になる』というよく表現を使いますが、マインドフルネス・メディテーションを学ぶことはその為の第一歩です。

マインドフルネス・メディテーションを学ぶことで、今に意識を置くことができるようになります。デイビッドの師匠(私の大師匠)であるチョギャム・トゥルンパ・リンポチェは、『マインドフルネス・メディテーションは行為の中に今を見出すトレーニング』と言ったりしていました。今に意識を置くことができれば、自分の思考や感情に引き摺られてその世界の中に入り込んで行くことが無くなります。

ここで大事なポイントは、“今(いま)”をどう捉えるか?です。

今とはどこでしょうか?いま我々が生きているこの瞬間、このリアルな世界にこそ“今”があるのです。頭の中の空想の世界には今はありません。

このリアルな世界を捉えるにはアウェアネス・メディテーションを学ぶ必要があります。Awareness すなわち『自覚』です。このアウエアネス・メディテーションのプラクティスを通じて我々の五感を使い(すなわち、見て、聞いて、香りを感じて、空気の冷たさを感じ、さらに味を感じている)このリアルな世界を捉え続けるていきます。

そしてこのリアルな世界に自分の意識を置けた時、自分の思考や感情がどのように動いているかも気づくことができるようになっていきます。

このようにメディテーションの基本的なトレーニングにおいては、マインドフルネスであり同時にアウェアネスであるべきというのが我々の考え方です。これは私の大先生であるチョギャム・トゥルンパ・リンポチェからデイビッド、さらには私へと受け継がれた、もっとも基本的かつ重要な考え方です。

今をとらえ、リアルな現実を感じ、思考や感情の幻想にとらわれない。

古典的に言えば、ひとところに意識を置くことを目的としているシャマタ・メディテーションと空間の広がりに気づくヴィパッサナ・メディテーションを同時に行なっているハイブリッドスタイルが我々のマインドフルネス・メディテーションです。

なにやら難しい表現になってきてしまいしましたが要するに、『自分自身をよく見ましょう!』ということです。

難しいテクニックはいりません。ただそこにいて、心を行き渡らせればいいのです。

河津祐貴
True Nature Meditation
Founder / Program Director