私がロジョンのクラスを始めてかれこれお36週目に入りました。…

 私がロジョンのクラスを始めてかれこれお36週目に入りました。最初のスローガンの紹介してから9ヶ月以上経ったこともあるので、ご参加して頂いている皆さんもそろそろ最初の頃のスローガンを忘れ始めてる頃かと思います(笑)。そこでこの辺で、皆さんが復習できるように1つ目のスローガンから順にこのブログで紹介して行こうと思います。また、はじめてロジョンに触れる方も、これを機会に少しずつ覚えてみて頂けばとも思います。

**ロジョンの概要について、このブログの中の、「Lojongについて」にありますので、ご参照ください。

 

さて、早速ですが、最初のスローガンから紹介していこうと思います。

Slogan 1 「まず、前段階の訓練をする」

1つ目のスローガンから、全く意味不明ですね(笑)。

「まず、前段階の訓練」をするというのは、ロジョン・スローガンを実践するときも、そして日常生活を送るときも、常に以下の4つのことを忘れないようにすることを意味しています。

4つのリマインダーは、

 1. 人の命の尊さと、ダルマを学べる特別な環境に生きていることの幸運について

 2. 何の前触れもなく突然やってくる「死」という現実について

 3. 何をしても因果の連鎖(カルマ)に巻き込まれるだけということについて

 4. 自分を含め、すべての生き物には苦しみがあり、それから逃れられないということについて

 リマインダーの中の「ダルマ」とは、こうしたロジョンのような勉強や、メディテーションをするといった、ブッダ以降、先人たちが学んできたこと、実践してきたことを指します。また、「カルマ」とは、文字通り原因と結果が連鎖についてです。ご飯を食べない→お腹が減る。食べすぎる→太る。といったシンプルな関係です。

 そもそもなぜ、「前段階」なのかというと、ロジョンのトレーニングは、体系的な位置付けとしてはMahayana(大乗)に属していますので、ある程度メディテーションの実践に慣れた人が始めるようにデザインされています。上記の4つのリマインダーは、マインドフルネス瞑想やアウェアネス(ヴィパッサナ)瞑想などの実践の基礎を学ぶHinayana(小乗)のトレーニングを通して身近になっていく考え方であるからです。参考までですが、私がDavidから学んでいるチベット仏教の学び方は、Hinayana(小乗)、Mahayana(大乗)、Vajirayana(金剛)の3つを段階的に学んでいく、ナーランダ・スタイルと言われる方法です。そうした視点から見れば、ロジョンはメディテーショントレーニングの「ステップ2」と言えるかもしれません。

 また、そうした意味では、メディテーション(瞑想)の基礎的なトレーニングの経験が全くない方は、ロジョンの実践はあまりお勧めできません。ロジョンは、自分の心の動きをよく拾える力が必要であり、そうした洞察力は、マインドフルネスをはじめ基礎的なメディテーションの訓練を行わないと養えない力だからです。

 しかし、ある程度マインドフルネスに慣れてくれば、ロジョンに取り掛かることは問題ありません。必ずしも完全にHinayanaが完全に終了してから始めなくとも大丈夫です。マインドフルネスを覚えたて方でもぜひトライしてみてください。

 次回のスローガン2から、いろいろなスローガンを紹介していきますが、まずはロジョンを始める準備体操として、この4つのポイントをじっくり熟考してみてください。そして、少しずつマインドフルネス・メディテーションにも馴染みはじめていただければと思います。

 これから59回、今度はこのブログでのロジョンを頑張りましょう!

#マインドフルネス#ロジョン#マインドフルネス瞑想#メディテーション#瞑想

河津祐貴
True Nature Meditation
Founder / Program Director