読むロジョン / スローガン 30
Jul 30, 2022Slogan 30
Don't be so predictable.
予測通りにならない。
毎日の生活の中で私たちは、誰から良いことをしてもらえれば、彼らの親切に感謝してお返しをしたり、意地悪をされれば、それに仕返しをしたりして、毎日を暮らしています。そうしたやりとりの中で人間関係を構築して行きます。友人には恩義を感じ、敵には恨みを抱く。敵も味方も関係を作ってきています。
そうした人付き合いにおいて、私たちは経験してきたものを踏まえてあらゆる予測をします。このスローガンでは、信頼できる人との友好関係が長く続く時は覚えておくべきですが、意地悪をされたり、信頼を裏切られた友人との間の禍根は長い間記憶に留めるべきはなく、その記憶を放棄するべきだと指示しています。
誰かが自分に向けて攻撃性を向けてきそうな時に、過去の記憶を踏まえて、相手がこちらに危害を加えることを待ち構えて、反撃を加えようとするのではなく、すぐに直接コミュニケーションをとりなさいということです。
自分も周りの人にも、攻撃性や混乱を削減する取り組みをしているのが、ロジョンの実践者であることを考えれば、こうしたことに対する適切なアプローチは、何かの攻撃を待つのでのでなく、即座にその攻撃性を減らす行動に出ることです。
攻撃性を向けそうな相手への予測を捨て、直接やりとりをして、直接理解しあいなさいというのがこのスローガンの趣旨なのです。